新しいパーキンソン病治療薬で

患者さんの日常生活に希望をお届けします

SNLDは患者さんが “必要な時に必要な場所で手軽に”

鼻から投与できる新しい治療薬を開発しています。

SNLDは患者さんが

“必要な時に必要な場所で手軽に”鼻から投与できる新しい治療薬を開発しています。

スタイルガイド
 

パーキンソン病

1817 年に英国のジェームズ・パーキンソン医師により発表された疾患で、黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性の難病です。

パーキンソン病は60歳以降に発症する方が増え、特徴的な病態としては動作緩慢(動きが鈍くなる)、振戦(手足が震える)、筋強剛(筋肉や関節が固くなる)、姿勢反射障害(倒れやすくなる)といった運動症状があります。近年では、精神症状、消化管機能障害、睡眠障害などの非運動症状を高頻度に合併してしまうことも知られています。

パーキンソン病患者における無動(動きが鈍くなる)のピクトグラム

動きが鈍くなる

パーキンソン病患者における振戦(手足の震え)のピクトグラム

手足が震える

パーキンソン病患者における筋固縮(筋肉や関節が固くなる)のピクトグラム

筋肉や関節が固くなる

パーキンソン病患者における姿勢反射障害(転びやすくなる)のピクトグラム

倒れやすくなる


パーキンソン病はアルツハイマー病に次ぐ頻度の高い神経変性疾患で、国内の推定患者数はおよそ29万人(2020年)、世界では610万人(2016年)と報告されており、高齢化社会を背景として年々患者数は増加しています。

 

パーキンソン病の進行に伴って、お薬の効果が短くなり、パーキンソン病の症状が現れる「オフ症状」が頻繁にみられるようになります。病気が10年以上続く患者さんでは、70%以上がオフ症状を生じると報告されています。オフ症状は、発現の予測や管理が容易でなく、パーキンソン病の方の日常生活を妨げる一因ともなっております。

 

オフ症状の発生は、病気の進行に伴い脳内のドパミン濃度を維持できなくなることが要因と考えられています。さらに近年では、パーキンソン病に伴い胃腸のはたらきが低下するためお薬の腸からの吸収が遅れたり、不安定になることも重要な要因と考えられています。

 

したがって、飲み薬以外の方法でお薬を投与することはパーキンソン病においてお薬の効果を安定して発揮するために必要な方法であると考えられます。また、この方法はパーキンソン病患者さんに嚥下障害がある時も有用と考えられます。

胃や消化管のイラスト

胃腸のはたらきが低下する

嚥下障害や誤嚥のイラスト

嚥下障害


このように、オフ症状が生じた際に点鼻などで体に負担をかけず、自分で投与でき、胃消化管を経由せずに吸収され、かつ速やかな症状改善を可能にする治療薬が望まれています。

弘前大学大学院医学研究科脳神経内科学講座 教授 冨山誠彦先生 監修

参考
  • パーキンソン病診療ガイドライン 2018
  • 日本神経学会HP パーキンソン病 疫学
  • 厚生労働省. 厚生労働統計一覧 患者調査結果, 総患者数, 年齢階級・性・傷病小分類別(令和2年)
  • GBD 2016 Parkinson's Disease Collaborators. Lancet Neurol. 2018;17:939–953
  • Mizuno Y, et al. J Neural Transm. 2018;125:35-43
 

開発品

SNLDでは、新日本科学TR事業本部にて独自開発された粉末製剤技術と経鼻投与デバイスを使用したパーキンソン病治療薬の開発を進めています。経鼻投与技術についての詳細は下記ページをご覧ください。

 

会社概要

社名 株式会社 SNLD
所在地 〒104-0044
東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー 28階
設立 2020年10月
資本金 2.6億(2023年11月現在)
事業内容 パーキンソン病治療薬の開発
代表取締役会長 永田 良一
役員 代表取締役社長   金指 秀一
取締役副社長    永田 一郎
取締役        森 明久
監査役       廣瀬 隆行
筆頭株主 株式会社 新日本科学
SNLDは新日本科学の100%子会社です

 

株式会社SNLD

株式会社 SNLD

〒104-0044 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー 28階

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